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一、まず、これからの社会は1ドル=50円を想定して行動していかなければなりません。
日高氏のワシントン=レポートによるならば、オバマ氏の脆弱な経済政策にごうを煮やしたFRBは通貨の切り下げ=通貨供給量の増発を決めました。
1ドル=50円台も・・・・と言っています、しかし、私は70円台で落ち着くと考えています。
理由は中国の元の安さがあるからです。
アメリカ合衆国は「強いドル」のメリットを捨て自力での経済復興に乗り出そうとしています。
同時にこのことは超大国アメリカ合衆国の停滞化を意味し、アメリカ合衆国は普通の国になるでしょう。
今、クライスラー社の経営破綻が問題になっています。
これからの経営は、経済的弱者「労働者」にばかり経営のしわ寄せをするのではなく積極的に価格転嫁をしていかなければなりません。
アメリカ合衆国は当然通過切り下げによるインフレ懸念をしています。
わが国は自家用車の輸出は一時的に減っても年間1,400万台を回復するだろうと試算されていました現在、1,700万台を輸出しており、これは1,000万台に低下するだろうと予想されています。
そこで、1,400万台を回復するには販売価格を引き上げなければなりません。
ここが今までの日本が忘れていた自国の製品を自信を持って売るという経営姿勢だったと思います。
思えば日本の経営者はオイルショック以来、商品のコスト削減を図り、商品を安く売ることばっかり考えてきました。
そんな中、日本の製品はいつしか多くの分野で世界一の技術水準を維持し、しかも発展途上国と価格戦争をするという暴挙に出ていました、そしてそのしわ寄せは派遣労働者をはじめ、労働者に押付けてきました。
これによって引き起こされたのがインフレよりはるかに怖い『デフレ』が進行したのです。
このために、国民=労働者の可処分所得は減り続け、GDPは1988年の世界一から、現在23位まで低下しました、そしてそんな中、2008年9月ニューヨークで金融恐慌が起きました。
二、次に、クルーグマン氏はオバマ政権の経済政策をワシントンポスト紙で激しく非難しています。
これは、今、アメリカ経済は金利に影響を受けない「流動性のワナ」に陥っていると言っているのではないかと、想像します。
人々に金利の関心を呼び起こすためにはこの「流動性のワナ」からアメリカ合衆国国民を解放しなければならず、そのために巨額の景気刺激策が必要になるのです。
クルーグマン始め、サプライサイド経済学者は、「強いドルの威信」を強調していました。
アメリカ合衆国が生産性が低いのに豊かな生活を送れるのはこの強いドルのお陰だと・・・言うのです。
この発想は当たっていると思います、世界一の軍事力を持ち、政治的力を保有するアメリカ合衆国はドルが強ければ各国の投資が還流し、やがて世界経済を動かす力を有していると考えるのです。
そのために巨額の追加景気刺激策が必要だ・・・・と言うのです。
彼はレーガン政権に若くして閣僚入りしました、そしてレーガン大統領が「強いドル」を構築するのが大変か、身をもって経験しているのです。
そのとき、フリードマン氏は閣僚入りしてはいましたが、レーガン政権の蚊帳の外にいたのです。
結果的にミルトン=フリードマン氏のマネタリズムはブッシュ大統領のときに花咲きました。
しかし、今回も通貨供給量の増発で乗り切る政策をFRBは選択しました、「強いドルの威信」を捨ててです。
三、しかし、問題なのは、今回の通貨供給量の増発による、ドル切り下げは「保護貿易主義」が目的なのです。
現在、世界は中華人民共和国の安い「人民元」に悩まされています。
国際連合常任理事国にありながら最近は加入しましたがGー7にも入れてもらえなかった、中華人民共和国、しかし、超発展途上国的保護を受け続けています。
現在、中国の安い元に悩まされ続けている国は主に日本・アメリカ合衆国なのです。
今回、1ドル=98円まで下がった結果、日本国は保有の外貨、ドルの目減りで、貿易黒字がすっ飛んでしまいました。
しかし、中華人民共和国はもっと、ドルを保有しています。
更なるドルの切り下げは中華人民共和国の輸出に決定的なダメージを与えます。
「かっぱらい中国」「中国人を見たらドロボーと思え。」これは今の中国の世界のイメージです。
著作権法を始めとして知的所有権の盗用のメッカです。
しかし、中華人民共和国の製品は粗悪で、安いから大量に売れており、繊維など価格転嫁は難しいと思います。
四、そこで、今後の日本はこの「保護貿易主義」を打ち破る技術力で対処しなければなりません。
安い製品ではもはや勝負できないのです。
恐らく、こんぽ保護貿易主義で一番ダメージを受けるのは中国でしょう。
わが国は、世界一の製品を高く、利益率を高くして売らなければならないと考えます。
この保護貿易主義から抜け出せません。
それは、価格を経済的弱者に押付けるのではなく、製品に価格転嫁して売らなければなりません。
これは日本が長い間忘れていたことで、自分の国に対する「誇り」「愛国心」がなければ行えないものなのです。
今、アメリカ合衆国は「日本に学べ」とバブル崩壊後の日本の過ちを繰り返さないようにとはっぱをかけています、今回の処置は「デフレ」を引き起こし「失われた10年」として漂流した歴史を言っているのであり、ここに今後の日本経済のあり方があるように思えてなりません。
即ち通貨供給量増発によるインフレを行うべきです。
アメリカ合衆国は恐らく4〜5年はドル安で推移するでしょう、そんな中、日本国も円安誘導の通貨供給量の増発を行わなければなりません。
2009年5月2日
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以上



